G-R2Z6L4LBV7 「ADHDの症状と効果的な対処法|日常生活のヒントとサポート」
SNSもチェック
Uncategorized

発達障害(神経発達症)とは〜ADHD編〜

赤瀬 匠弥

ST LABO Blog (言語聴覚士)

発達障害(神経発達症)とは

  • ①自閉スペクトラム症
  • ②ADHD(注意欠如・多動症)
  • ③LD  (学習障害)

    今回は②のADHDについて解説していきます。

    ※私見や、私や友人の感想が含まれています。そのおつもりで
     ご覧ください

ADHDとは?

ADHD(注意欠如・多動性障害)は、Attention-Deficit/Hyperactivity Disorderの英語の頭文字をとった略で、日本語では「注意欠如・多動症」とも訳されます。
この障害は、以下の3つの主な特徴を持つ発達障害の一つとされています。

  • 不注意: 集中力が続かない、作業が不正確、物をよくなくすなどの特徴があります。
  • 多動性: じっとしていられず、体を動かし続ける、席を離れることが多いなどの特徴があります。
  • 衝動性: 順番を待てない、考えずに行動してしまう、感情が爆発しやすいなどの特徴があります

これらの特徴は、発達水準から見て不相応に現れ、日常生活や社会生活において困難をもたらすことがあります。ADHDは子どもだけでなく、大人にも見られることがあり、年齢とともに症状の現れ方が変化することもあります。

ADHDの診断は、通常、12歳以前にこれらの行動特徴が複数の場面で見られる場合に行われます。診断される子どもの割合は学童期の子どもの3〜7%であり、成人でも診断に該当する人の割合は約2.5%とされています。

次に分類を確認していきましょう。

ADHDの分類とは?

  • 不注意優勢型: 不注意の特徴が強く、多動性や衝動性の特徴があまり強くない。
  • 多動・衝動性優勢型: 多動性や衝動性の特徴が強く、不注意の特徴があまり強くない。
  • 混合型: 不注意、多動性、衝動性の全ての特徴が見られる[4][5]。

    上記の3つに分類されてまいす。

ADHDの特徴とは?

  • 年齢に比べての注意力の散漫さ
  • 課題をやり遂げる前に違うものへ注意が向く
  • 意思とは別に指示以外のものに注意が向いてしまう
  • 注意力の分配が苦手
  • 「聞いていない」よりも「聞こえていない(悪気なく聞こうとしていない)」に近い
  • 整理整頓が苦手
  • 椅子などに長時間座っていることが困難、じっとしていられない
  • 順番を待つのが苦手、会話で順番を待てず喋りすぎる、割り込まないと気が済まない

    などが挙げられています。

ADHDの治療的介入方法

  • 生活環境の整備→チェックリストなどの活用や構造化
  • 行動面のサポート→ABA(応用行動分析)、CBT(認知行動療法)、SST(ソーシャルスキルトレーニング)など
  • 周囲の人間への理解を促す、ペアレントトレーニングなど
  • 薬物治療→6歳以降位から適応とする医師が多い
    メチルフェニデート、アトモキセチン、グアンファシン(どれも医療用覚醒剤)※副作用あり、吐き気、不眠など
  • 基本的には毎日決まった時間に服用。基本的に医師の指示なく薬は止めずに飲み続ける。しかし効果は高い様子。

    ※服用によって社会適合が可能になるケースが多い、療育者とご本人の負担を医師とよく相談することが必要。

発達障害の中では唯一、薬剤治療が確立されている症状です。
薬を内服した後は、混線していた脳内の意識が、スッと整列するような感覚で物事がうまく運ぶという方もいらっしゃるようです。

私見とまとめ

  • 環境整備や服薬により問題がなくなるなら良いと考えています。
  • 服薬を決断することのハードルは高い、しかし、行動問題が服薬により嘘のように消失すること もある。
  • 服薬に関しては家族と医師と慎重に進めて行くべき。
  • 年齢とともに多動が鳴りを顰め、不注意優勢やADD(注意欠如障害)が色濃くなることも。
  • 身体の多動だけでなく、思考が色々な方向に散る、「脳内多動」も存在する。

    公言しているとされる著名人
  • スティーブジョブス、黒柳徹子、FUKASE(Sekai no owari)、
    ウィルスミス など

    これも私見ですが、薬で良くなるので世の中には実は公言していない人が多いと思われます。

薬で良くなる可能性や、心理・社会的なトレーニングで症状が軽快する可能性があります。
衝動性があることで、物事を躊躇なく始められる可能性があり、決断に迷う無駄な時間がかからないという特徴も見られます。
障害ではなくて特性なので、社会的にうまくいくこと、うまくいかないことがありますが、トレーニングをしつつうまくADHDと付き合っていく必要がありそうですね。

ABOUT ME
赤瀬 匠弥
赤瀬 匠弥
言語聴覚士
言語聴覚士として小児分野の全ての悩みをカバーします。お気軽にご相談ください。
記事URLをコピーしました